16日に閉幕したパリモーターショーでは、主要自動車メーカーからEVの新モデルやコンセプトカーが相次ぎ出品され、自動車の電動化(EV化/PHV化)がより大きな流れとしてはっきりと見えてきました。
そんなわけで、今回新発売のXPANDコードは「EV充電設備」。
こちらは200V普通充電器用。
こちらは急速充電器用。
全国のEV充電器設置数は、急速・普通を合わせて1万台を超えているということ、ご存知でしたか?
一方で「電気自動車充電器ってどこにあるの?」という人がほとんどではないでしょうか。
実際に使う方以外は意識しないから、ということも大きな理由でしょうが、充電設備表示用のサインにも少し問題はありそうです。
EV充電設備のサインとしては、「CHARGING POINT」サインが最も普及しており、目にしたことのある方もいらっしゃるでしょう。
法定の標識だと思われがちですが、実はこれ、一企業の登録商標なのです。
商標なので、商標権者であるこの企業から利用許諾を受ける必要があります。勝手に使うと損害賠償請求や刑事罰の対象ともなりえます。
目下のところ、利用は無料のようですが、使用するためには個別に申請を行わなければならない上、利用条件も課されています。
たとえば、充電機器や設備にあらかじめ貼りつけて出荷することはできず、マンションなどのプライベートエリアに貼付することも原則としてはできません。
このために、十分な案内を行うことができていないケースもあるようです。
混乱が生じるような使われ方も困りますが、サインはやはり必要な場所に必要な数だけ設置するべきもの。
本サインは、利用条件の制約なく、必要なところに貼付することができます。これによって「EV充電設備がある」ということが、もっと認識されるような状況にしていければと思います。
尚、前述の通り、「CHARGING POINT」サインは法規等で表示を義務付けられたものではありませんので、充電設備を表示するために本サインを使用しても何ら問題ありません。また、本サインは登録商標「CHARGING POINT」と非類似であり、商標権を侵害することなく安心してお使いいただけます。
バリエーションとして、英語・日本語併記版もご用意しています。
これまでのXPANDリンクトと異なり、用途を考慮して、今回は反射シート+表面ラミネートを使用しています。
ライトを当てれば、夜でもクッキリと光ります(蓄光ではないので、自ら発光するわけではありません)。
白の部分は若干シルバーっぽく見えて、クールな印象ですよ。
このサインのオリジナルデザインは、当社の共同開発製品「未来型電気自動車充電器 EEL-001 / EEL-011Λ」シリーズへの貼付用に制作されたものです。
サイン自体も好評だったため、本サインではこのデザインを受け継ぎ、リファインしています。
クルマのピクトは、筆者の愛するロータスのとある車種をモチーフにしています。
(ロータス自体にEVのラインナップはありませんが、関わりは結構深いのです)